手元にカメラが無いと落ち着かないので持っていた、流し撮り用の『Rollei 35』
アメリカから到着してシャッターの粘りで即入院した『OLYMPUS 35RD』
遂に手にした太陽画家初の中判の一眼レフ『ゼンザ ブロニカS』
オリンパスRDとブロニカでは本当に二転三転しました。
RDは自分の理想のカメラの集大成のつもりで探しました。
今回は写真のアップは無しです。
まあ聞きたくも無いであろう、その経緯をお聞きください。
オリンパスRDは日本ではオクでも4〜5万。
視線は自然と海外へ。
太陽画家が度々お世話になっているセカイモンへアクセス!
何個かすぐヒットした。
その中に一番状態の良さそうな物を2万円で落札。
さすがイーベイ、日本の相場の半分以下かよ!
と、喜んだのも束の間。
送られて来たオリンパスRDはシャッターが粘って下りない><;
一応、露出計の針は正常に上下していたので少し安堵し、その旨を述べて、これまたお世話になっているトップカメラで修理を依頼。
みんな騙されるな!!!
アメリカ人のエクセレントコンディションはエクセレントコンディションじゃ無いぞ!!!
がっくり肩を落としているとムラナビッチにも、毎回修理にお金かかるくらいやったらもうカメラ買うのやめたら?と言われる。
そんな寂しい状態でパソコンの前に座ると…。
いつの間にか入札していました。
ゼンザブロニカ。
気付いた時には遅かった。
普通おいらがカメラを手に入れるときはカメラの事をみっちり下調べをしてから手に入れる。
今回全くの博打。
フィルムの交換はおろか、使い方も全くワ〜カ〜ラ〜ナ〜イw
さて届いたブロニカ。
ミラーが下がったままウ〜ゴ〜カ〜ナ〜イ
何度も何度もいじっていると何か小さな物がカメラから落ちてミラーが突然せり上がった。
そう!ブロニカのミラーはポップアップ式ではなくてポップダウン式なのだ!
ゆえにレンズの後玉にミラーが当たりにくいため、後玉が飛び出やすい広角レンズに於いて無理のない設計ができるのだ!
すぐに使い方も分かった。
その当時の機械式のテクノロジーに感心した。
喜び勇んで近所の聖地へフィルムを吸わせて撮影に行った。
ガコ!
またミラーが落ちたまま上がらない。
仕方なくフィルムを引っ張りだして聖地の土へ帰した。
早速ブロニカの修理を唯一受けているイストテクニカルサービスへメールで修理依頼。
ブロニカS以前のカメラは構造が緻密過ぎて修理を受けれないと返信。
更に寂しい思いをしてパソコンの前に座るとまた新しいブロニカSに入札していた。
OH済みとなっているので本物のエクセレントコンディション。
最早、後に引けない状況になっていた。
このままではムラナビッチに笑われる!
必死である!
ところがオクの値段はOH済みのオールドブロニカの言葉に引っ張られ、あっという間に4万に突入。
入札を断念。
そういえばトップカメラにブロニカが売ってたな!
早速ゴー!
2万5千円ほどでブロニカS2購入。
ブロニカS2、Sとはかなり違った。
フィルムは簡素化されて逆に装填しやすかった。
ダブルマウントになり大口径の望遠レンズが装着可能になっていた。
その点は良かったが、どうしても好きになれない点があった。
それはSのラック・アンド・ピニオン方式のピント調整から、銅鏡のピントリングを回す方式に変った事だ。
小さいカメラならいざ知らず、これ程重くて大きいカメラでピントリングを回すのは一苦労である。
多少不満はあったものの今でも修理を受け付けてくれる安心感はある、早速トップカメラの前の噴水で試写…て、あれれ…このカメラ無限遠が出ないぞ!
再びフィルムを引っ張りだして水へ流す…。
トップで一悶着あったあと返品。
S2は修理を受け付けているとはいってもその額は3万円に及ぶのだ。
更に寂しい思いで帰宅してパソコンの前に座ると4万円のブロニカSに入札していた。
こう考えたのである。
トップで買ったS2を修理に出したら、本体2万5千円+修理費3万円=5万5千円かかると。
なら4万円で修理済みの方がお得だと…。
ところがここで悲劇が起こる。
いきなりSの値段が6万円につり上がったのだ。
またもや入札断念。
最終価格は6万3万円でした。
万策尽きました。
手元にはミラーの落ちたブロニカS。
ムラナビッチに笑われないためにはこいつを直すしかない!
そこで前回ミラーがなおった時に出て来た部品を見てみた。
見覚えがあった。
これはトップカメラにあったブロニカS2のミラーの両脇に貼付けてあったゴム部品。
恐らくミラーのショック吸収に使われているのであろう。
て、ことはこの部品がもう一つあるはず、そいつがまたミラーに引っかかってポップアップの妨げになっているのでは?!
ミラーの流れる溝を注意深く見て強引に指でスライドさせてみる。
ポロリと何かが落ちてミラーが再びポップアップした。
でたw相方のゴム部品w
ゼンザブロニカS復活!!
そこからファインダーを掃除し、広角レンズを買い、ブロニカに力を注ぐ日々が続く。
嬉しい事にオリンパス35RDの修理完了の電話もトップから入って来た。
この2点は太陽画家の主力になるであろう。
これにて当分カメラ購入は控えよう。
たまには買うかもしれんけどね。
ドリーミーな写りをするローライのトリオターと、ローライ35の開発者ハインツ・ヴァースの造った隠れた名品ローライマチックも欲しいねえw
あらあらまだあるじゃんw
まあ、だいぶ欲しいカメラも減って来たってことでw
ついでなんで今回は談義に終始しよう。
実は自分の主力レンジファインダーカメラはオリンパス35RC(リチャード)にしようと思っていた。
ところがいざ手にしてみるとテンションが下がった。
小さい分作りがちゃちいのだ。
特にトップのシャッタースピードダイヤルがむき出し感が嫌だった。
写りは最高だったんだけどなあ。
自分の理想のデザインはオリンパス35DC(デラックスコンパクト)だった。
あの張りつめたような高級感が欲しい。
しかしDCはピント合わせ以外オートなので撮る楽しみが乏しいのだ。
そこで調べると、オリンパスDCの4年後に海外でのみ発売されたDCを絞り優先にしたカメラオリンパスRDの存在を知る。
このカメラ当然希少でみんな欲しいので高価なのである。
そこで上記の入手までのいきさつへ続くのである。
さてやって来たRD、手に取って少し残念に思った。
DCより少し無骨なのである。
オリンパスのDCは前側の細いリングを回してフィルム感度を合わせるが、RDは銅鏡下の細い金属レバーで合わせる。
更にRDは感度レバーのすぐ横にフラッシュのガイドナンバーをセットするレバーもある。
この二枚の金属レバーがピント調整の時刺さるのだ。
慣れれば問題ないんじゃろうがちょい残念。
ちなみにDCはガイドナンバーのセットをすっきり軍艦部に持って来ている。
不思議なもんだなあ。
こうして見ると年代が逆みたいだ。
まあ、シャッターと絞りのリングを銅鏡に納めないといけないんで無理があったのは認めるが。
本体側が絞りのりんぐでレンズの先っぽが何とシャッター用のリング。
DCでは先っぽのリングは感度合わせに使われてたね。
あとDCには逆光補正ボタンがあったけどRDには無いんだよねえ。
まあ、多少の不満はあれど魅惑のF1.7のF.ZUIKOレンズをマニュアルでその力を十分に発揮出来るカメラはRDしか無く、大満足である。
レンズには傷一つなく、外観だけはエクセレントコンディションである。
さあてもう遅くなった明日は早番だ、今日は主力カメラを手に入れる経緯だけ話して寝るとするかw
撮影結果はまた明日〜^^ノシ
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